オンライン
松本敏之流川柳⑭
「手を合わす私は神とオンライン」
(「信徒の友」2020年9月号掲載)
ちょっと流行語を使ってみたくなりました。
「オンライン」とは、今はインターネット用語になっていますが、元来は「つながっている」ということですよね。だとすれば、祈りの姿勢を取ったら、すでに「オンライン」でしょう。
でも「私はそれができている」とかっこいいことを言っているわけではあ りません。それは理想で、なかなかそう行かないことが多いものです。気が散ってしまったり、独り言的な祈りになってしまったり。
私ということではなく、一般論にするために、「神と人、手を合わせればオンライン」というのも考えたのですが、神様と人間が手を合わしているように聞こえるので、やめました。